大手電気機器メーカーが煩雑なオペレーションを効率化すべくLLL ASIAと共に自動化に取り組んだ理由

オムロン ヘルスケア マニュファクチャリング ベトナム様は、ビンズン省にて2007年12月から、家庭用血圧計の生産を月産4～5万台規模行う生産拠点です。今回は、部品発注における自動化ツールの開発を依頼していただいた購買部門マネージャーのQuan様に、業務改善の過程やLLL ASIA を選ぶ理由をお伺いしました。

LLL ASIA へのご依頼前、どんな課題がありましたか？

グループの社内システムを基本的には活用していますが、購買部門として必要な部品発注の機能はカバーされていませんでした。ですので、毎日エクセルファイルを使って、手作業で多数の各サプライヤーに部品を発注することに時間がかかっていました。

具体的には、企画部門から計画生産数のエクセルが私たちの購買部門へ送られてきます。計画生産数のエクセルを元に、購買部門は在庫データや配送中データと照らし合わせ約70社のサプライヤーに対して発注すべき部品とその数を整理し、サプライヤーごとにエクセルファイルを作成します。次にDropboxにサプライヤーと共有しているフォルダーにエクセルを保存し、最後にサプライヤーに対して発注メール送信をして完了します。

様々なデータで差し引きした注文数をエクセルの関数で管理することと、各サプライヤーにエクセルファイルを作成することが非常に大変でしたし、ヒューマンエラーに繋がる可能性もありました。

LLL ASIA を選んでいただいた理由を教えてください。

LLL ASIA はホーチミンの日本人経営者から信頼されていると評判の会社でしたので、私たちの課題を良い方法で解決してくれるのではないかと考え選ばせていただきました。

LLL ASIA に依頼する前の課題を、どのように解決することができましたか？

部品発注の自動化ツールを開発していただいたことで、課題として挙げた手作業全てが見事に自動化されました。

具体的には、企画部門から計画生産数のエクセルが購買部門へ送られてきたら、その計画生産数のエクセルとその他必要なデータを元に、自動的に各サプライヤーに対して個別に発注数を記載したエクセルファイルが生成され、自動的に各サプライヤーと共有しているDropboxのフォルダーにエクセルが保存され、自動的にサプライヤーに対して発注メールが送信されます。これによって手作業で行う業務がなくなり、スタッフはもっとクリエティブな仕事をすることができたのです。

LLL ASIA のオススメできる点があれば教えてください。

課題を丁寧にヒアリングしてくれるところがおすすめできます。もともといくつか課題があって、かなり壮大なシステム開発を依頼することを考えていたのですが、何度も話し合いを重ねるうちに、本質的な課題にたどり着くことができ、もっと簡単なツールを開発するだけで課題を解決することができました。熱心なヒアリングがなければ、本質的な課題を知ることなしに、無用な開発をお願いしてしまう事になるかもしれません。

最後に

今回は、オムロン ヘルスケア マニュファクチャリング ベトナム様の事例をご紹介しました。ソフトウェア開発に興味があり模索している企業様は、お気軽にLLL ASIAへお声がけください。

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